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個人向け NAS おすすめ 3 選|Synology・QNAP・BUFFALO を現役エンジニアが用途別に比較

結論: 迷ったら Synology DS225+ が無難です。理由は管理画面(DSM)の分かりやすさと、写真・動画・バックアップ用アプリが純正でひと通り揃っていて、家族みんなで使う前提でも設定が破綻しにくいからです。 パワー重視なら QNAP TS-264、とにかく安く始めたいなら BUFFALO LinkStation の順で検討してください。

はじめに: そもそも NAS とは

NAS(ナス)は「Network Attached Storage」の略で、平たく言えば 家のネットワークにつながる、家族共用のハードディスク のことです。 パソコンや iPhone から WiFi 越しに写真や動画を保存でき、外付け HDD のようにケーブルを抜き差しする必要がありません。

最近は子どもの写真や 4K 動画でスマホの容量がすぐ埋まる、という相談を受けることが増えてきました。クラウドストレージで月額を払い続けるより、NAS を 1 台買って自宅に置いた方が長期的には安く済むケースが多いです。 この記事は、「家族の写真と動画を一元管理したい 30 代家庭持ち」 を主な読者像に書いています。

NAS を選ぶときの 5 つの基準

機種比較の前に、まず判断軸を揃えます。家電量販店で迷子にならないよう、以下の 5 点だけ見ればだいたい決まります。

1. ベイ数(HDD を何台積めるか)

ベイとは HDD を差し込むスロットのことです。個人利用なら 2 ベイ が標準。 2 ベイあれば、HDD を 2 本入れて「片方が壊れてももう片方で守る」構成(これを RAID 1 ミラーリングと呼びます)が組めます。1 ベイモデルは安いですが、写真の保管庫としてはやや心もとないです。

2. CPU とメモリ

NAS は小さなパソコンのようなものです。写真の自動分類や動画の変換 をやらせると CPU がそれなりに働きます。 家族写真の共有くらいなら 2 コア / メモリ 2GB で十分ですが、後述する動画のリアルタイム変換まで欲張るなら 4 コア / 4GB 以上を選びたいところです。

3. OS(管理画面ソフト)

意外と見落とされがちですが、毎日触るのは管理画面(OS) です。ハードが同じでも OS が違うと使い心地は別物になります。 Synology の DSM、QNAP の QTS、BUFFALO の独自 UI、それぞれ思想が違うので、可能ならメーカー公式のオンラインデモを触ってから決めると失敗が減ります。

4. ネットワーク速度

LAN ポートは最低 1Gbps(ギガビット)対応であれば問題ありません。 RAW 写真や 4K 動画を編集データとして直接 NAS に置きたい上級者は、2.5GbE や 10GbE 対応モデルを検討してください。家族の写真共有用途なら 1Gbps で十分です。

5. サポート体制

トラブル時に日本語で相談できるかは、家族で使う機材としてかなり重要です。 BUFFALO は国内メーカーなので電話サポートが手厚く、Synology・QNAP は海外メーカーですが日本法人があり、ユーザーコミュニティの情報量も豊富です。

3 機種を横並びで比較

主要スペックをまとめました。価格は記事執筆時点の参考値で、HDD は別売り(BUFFALO のみ HDD 同梱モデルあり)です。

機種実勢価格特徴評価
Synology DS225+ ¥45,000 前後 2 ベイ / DSM が秀逸 / 初心者〜中級者 ★★★★★ 詳細を見る
QNAP TS-264 ¥55,000 前後 2 ベイ / 高性能 CPU / 上級者向け ★★★★ 詳細を見る
BUFFALO LS220D ¥25,000 前後(HDD 込み) HDD 同梱 / 国内サポート / 入門 ★★★★ 詳細を見る

第 1 位: Synology DS225+

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Synology DS225+

★★★★★ 4.7 / 5.0

管理画面(DSM)の完成度が高く、家族で写真・動画を共有する用途では現状のベストバイ。Synology Photos アプリでスマホの写真を自動バックアップでき、顔認識でアルバム整理まで自動化できます。

良い点

  • DSM の操作感が Windows 風で直感的
  • Synology Photos / Drive など純正アプリが充実
  • iPhone・Android 両対応のスマホアプリが安定動作
  • RAID 1 構成のセットアップがウィザードで完結

注意点

  • 本体価格はやや高め
  • HDD は別売りなので別途 2 万円前後の予算が必要

技術的に細かい話をすると、DS225+ は Intel 系のクアッドコア CPU を積んでいて、家族 4 人が同時にスマホからバックアップを走らせても処理が詰まりにくい構成になっています。 Docker(アプリを箱詰めにして動かす仕組み)にも対応しているので、将来「広告ブロッカーを家中に効かせたい」「写真の重複検出ツールを動かしたい」といった発展的な使い方にも応えられます。 ただし、こうした拡張機能は 必須ではなく、最初は標準アプリだけで十分 です。背伸びせず、まずは写真バックアップから始めれば失敗しません。

第 2 位: QNAP TS-264

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QNAP TS-264

★★★★☆ 4.3 / 5.0

ハードウェア性能を重視するならこちら。Intel Celeron N5095 を搭載し、4K 動画のリアルタイム変換や仮想マシンの実行までこなせるパワーがあります。

良い点

  • CPU・メモリともにクラス最強クラス
  • 2.5GbE LAN 標準搭載で大容量データの転送が速い
  • PCIe スロットがあり、後から 10GbE カード等を増設可能
  • 動画編集者やエンジニア寄りの用途に強い

注意点

  • 管理画面(QTS)は機能が多く、初心者には項目が多すぎる印象
  • Synology に比べると公式アプリの磨き込みが一歩譲る

QNAP は「ハードで攻める」メーカーという立ち位置で、同価格帯の Synology より CPU やネットワーク周りが一段強いことが多いです。 ご家庭で 動画編集を NAS 上の素材で行いたい、もしくは 将来 10GbE のホームネットワークに発展させたい といった明確な目的がある方には素直におすすめできます。 逆に、買ってから「とりあえず写真置き場に使うだけ」になりそうな方は、性能を持て余してしまうので 1 位の Synology を選ぶ方が満足度は高いはずです。

第 3 位: BUFFALO LinkStation LS220D

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BUFFALO LinkStation LS220D

★★★★☆ 4.0 / 5.0

HDD 同梱で 2.5 万円前後から始められる、入門用の鉄板モデル。とにかく安く NAS デビューしたい方や、実家の親に渡して写真共有させたい用途で重宝します。

良い点

  • HDD 込みで届くので追加購入が不要
  • 国内メーカーで電話サポートが受けられる
  • スマホアプリ「SmartPhone Navigator」で初期設定が簡単
  • 初期費用を 2 万円台に抑えられる

注意点

  • CPU 性能は控えめで、写真の自動分類などの重い処理は苦手
  • 拡張アプリの追加は基本できない
  • RAID 構成の自由度は Synology / QNAP に劣る

LinkStation は「家族の写真を 1 か所にまとめて、たまにスマホから見返す」程度の使い方であれば必要十分です。 高機能を求めると物足りなくなりますが、買ってすぐに使い始められる手軽さ は他 2 機種にはない強みで、NAS 初体験のご家庭にはむしろこちらの方が向いている場面もあります。

用途別おすすめまとめ

ここまでの内容を、生活シーン別の早見表にまとめます。

使い方おすすめ機種理由
家族写真・動画の共有(主な用途)Synology DS225+アプリと UI のバランスが最良
動画編集の素材置き場・上級者QNAP TS-264CPU と 2.5GbE LAN で快適
とりあえず安く NAS を試したいBUFFALO LS220DHDD 込みで 2.5 万円前後
実家の親へのプレゼント用BUFFALO LS220D国内サポートと簡単設定
将来 10GbE 化も視野にQNAP TS-264PCIe スロットで拡張可

よくある質問

Q1. NAS を買ったら HDD は何 TB を選べばいい?

家族 4 人で写真・動画を撮りためる前提なら、1 本あたり 4TB〜8TB がバランスの良い選択です。 スマホ写真だけならもっと小さくても足りますが、後から増やすのは手間なので、最初に少し余裕を持たせる方が結果的に安上がりです。 NAS 用に設計された HDD(WD Red Plus、Seagate IronWolf など)を選んでください。デスクトップ用 HDD は 24 時間稼働を想定していないため、NAS には不向きです。

Q2. RAID 1 にすればバックアップは取らなくていい?

これは誤解が多いポイントですが、RAID 1 はバックアップではありません。 RAID 1 は「HDD が 1 本壊れても止まらない」仕組みで、人為的なファイル削除やランサムウェア(身代金型ウイルス)からは守ってくれません。 大切なデータは、別の外付け HDD にもう 1 系統コピーするか、クラウドへ自動アップロードする運用を併用してください。NAS の管理画面から自動化できます。

Q3. 月々の電気代はどれくらい?

2 ベイの個人向け NAS は、HDD 込みの動作時で おおむね 15W〜25W 程度です。 電気代に換算すると 1 か月あたり 300 円〜500 円ほど。常時稼働でこの金額なら、クラウドストレージの月額より安く収まる家庭が多いはずです。

まとめ

最後にもう一度、3 機種の選び方を 1 行ずつ整理します。

  • 迷ったら Synology DS225+: 初心者から中級者まで、写真共有が主用途ならこれ
  • 性能重視なら QNAP TS-264: 動画編集や将来の拡張性を考えるならこちら
  • 安く試すなら BUFFALO LS220D: HDD 込み・国内サポート・短時間セットアップ

NAS は一度導入してしまえば 5 年以上は付き合う買い物です。最初の 1 台で迷っているなら、管理画面の使いやすさで選ぶのが結果的にいちばんストレスが少ない選択になります。

Synology DS225+ を見る

迷ったらこれ。家族写真共有の定番 NAS


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