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自宅ネットワーク構築ガイド|LAN・NAS・スイッチの全知識

このガイドは「自宅ネットワークを快適に整えるための知識をすべて網羅する」まとめ記事です。 WiFi だけに頼らず有線 LAN を活用することで、通信の安定性・速度が大幅に向上します。

このガイドでわかること

  • 自宅の有線 LAN 配線の引き方(3 パターン)
  • スイッチング HUB の選び方と設置
  • NAS の選び方・RAID の設定
  • LAN ケーブルのカテゴリ違い
  • PoE を使ったカメラ・無線 AP の設置
  • スマートホーム機器のネットワーク設計

1. まず「有線 LAN か WiFi か」を決める

すべての機器を WiFi でつなぐのは手軽ですが、安定性・速度を重視する機器は有線 LAN が有利です。

有線 LAN を推奨する機器理由
デスクトップ PC常設で移動しない
NAS大容量ファイルの転送速度が重要
ゲーム機(PS5・Switch 等)低遅延が必要
スマートテレビ・Fire TV4K ストリーミングで安定性が必要
WiFi ルーター・アクセスポイントバックホールに有線が理想

2. 自宅の LAN 配線パターン

自宅への有線 LAN 引き込みには主に 3 つのパターンがあります。

パターン 1: 既設のテレビ配線を活用

テレビ端子のある部屋に LAN ケーブルを通す方法。工事不要で低コスト。

パターン 2: 壁内に新規 LAN ケーブルを通す

壁に穴を開けて LAN ケーブルを通す方法。きれいに仕上がるが工事が必要。

パターン 3: 電力線通信(PLC)・MoCA を使う

既存の電気コンセントや TV 同軸ケーブルを使ってデータを送る方法。 配線工事が難しい場所の代替手段として有効。

各パターンの詳細と費用感は 自宅の LAN 配線 3 パターン を参照。


3. スイッチング HUB の選び方

ルーターの LAN ポートが足りないときに使うのがスイッチング HUB です。

選び方の 3 ポイント:

  1. ポート数: つなぎたい台数 +2〜3 の余裕を持つ
  2. 速度: 家庭用なら CAT6A + 1Gbps で十分。NAS 高速転送なら 2.5GbE
  3. PoE 対応: カメラや無線 AP を電源なしで設置するなら PoE スイッチ
用途おすすめ
PC・NAS を 3〜4 台つなぐアンマネージド 8 ポート 1Gbps
NAS に 2.5GbE で高速転送アンマネージド 8 ポート 2.5GbE
カメラ・AP を PoE で設置PoE 対応 8 ポートスイッチ

詳しくは スイッチング HUB の選び方 を参照。


4. LAN ケーブルの選び方

今から買うなら CAT6A 一択です。

カテゴリ速度推奨度
CAT5e1Gbps× 今から買う必要なし
CAT61Gbps△ CAT6A と価格差が小さい
CAT6A10Gbps◎ 現行スタンダード
CAT710Gbps× コネクタ互換問題あり
CAT825〜40Gbps× 家庭には過剰

各カテゴリの詳しい違いは LAN ケーブルのカテゴリ違い を参照。


5. NAS(家庭用ファイルサーバー)の導入

NAS は「家のネットワークにつながる共用ハードディスク」です。 家族の写真・動画を 1 か所にまとめて管理でき、クラウドストレージより長期的に安く済みます。

NAS を選ぶ 5 つの基準:

  1. ベイ数(2 ベイが家庭の基本)
  2. CPU・メモリ(写真の自動分類・動画変換に影響)
  3. OS の使いやすさ(Synology の DSM が評価高い)
  4. ネットワーク速度(1Gbps/2.5GbE)
  5. サポート体制(BUFFALO は国内サポートあり)

おすすめ機種の比較は 個人向け NAS おすすめ 3 選 を参照。 NAS の基礎知識は NAS とは何か・何ができるか を参照。


6. RAID の設定(NAS のデータ保護)

2 ベイ NAS を使う場合、RAID 設定を決める必要があります。

RAID容量効率HDD 故障時家庭での用途
RAID 0100%(全容量使える)全滅一時データ置き場
RAID 150%片方が生きれば安全家族の写真・動画保管に最適
RAID 5(N-1)/N1 本まで故障 OK4 ベイ以上の環境

重要: RAID はバックアップではありません。 ファイルの誤削除やランサムウェアからは守れないため、別途バックアップが必要です。

RAID の詳しい仕組みは NAS の RAID 種類|RAID 0・1・5・10 を解説 を参照。


7. PoE でカメラ・AP を電源なしで設置

PoE(Power over Ethernet) は LAN ケーブル 1 本でデータ通信 + 電力供給を同時に行う技術です。

活用場面:

  • コンセントのない玄関・外壁にネットワークカメラを設置
  • 天井に無線 AP を設置(コンセント工事不要)
  • 駐車場のカメラ設置

PoE の仕組みと対応スイッチの選び方は PoE とは|電源付き LAN の仕組みと活用例 を参照。


8. スマートホーム機器のセキュリティ

スマートスピーカー・スマート家電・防犯カメラは、PC・スマートフォンと同じ WiFi に置かないことを推奨します。

対策: ゲスト SSID を IoT 専用に使う

ルーターのゲストネットワーク機能を有効にして、IoT 機器専用の SSID として使います。 こうすることで、IoT 機器がハッキングされても PC・スマートフォンへの影響を防げます。

詳しくは スマートホーム機器のネットワーク設計 を参照。


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