ホームゲートウェイ(HGW)とは|機能と WiFi ルーターとの違いを解説
ホームゲートウェイ(HGW)とは: NTT がフレッツ光ユーザー向けにレンタルする機器で、ONU(光回線終端装置)・ルーター・WiFi の機能を 1 台に統合したものです。「PR-400 シリーズ」「RS-500 シリーズ」などの型番で知られています。
ホームゲートウェイとは何か
フレッツ光を契約すると、自宅に工事の際に NTT から機器が設置されます。 この機器が ホームゲートウェイ(HGW) です。
以前は「ONU(光回線を宅内に取り込む装置)」だけが設置されていましたが、現在はルーター機能・WiFi 機能・ひかり電話機能などを一体化した HGW が標準的になっています。
HGW に含まれる機能
1. ONU 機能(光回線終端装置)
光ファイバーからの光信号を、コンピュータが扱えるデジタル信号に変換します。 インターネット接続の「入口」にあたる部分です。
2. ルーター機能
複数の端末がインターネットを共有できるように、IPアドレスの管理(DHCP・NAT)を行います。 市販のルーターと同じ役割です。
3. WiFi 機能(ひかり電話対応機種の一部)
2.4GHz / 5GHz の WiFi 機能を内蔵している機種もあります。 ただし、HGW の WiFi は市販の高性能ルーターより電波の範囲・速度・機能が劣ることが多いため、HGW の WiFi だけで使い続けている方は市販ルーターへの切り替えを検討する価値があります。
4. ひかり電話機能
固定電話(ひかり電話)を使っている家庭では、HGW に電話機を接続することで IP 電話が使えます。 ひかり電話を解約している場合はこの機能は不要ですが、HGW の設置自体は維持されます。
HGW と市販 WiFi ルーターをどう組み合わせるか
HGW を設置した状態で市販の WiFi ルーターを追加する場合、接続方法が 2 パターンあります。
パターン A: ルーター二重化(非推奨)
HGW(ルーター ON) → 市販ルーター(ルーター ON) → 端末
HGW と市販ルーターの両方がルーター動作する「二重ルーター」の状態です。 技術的には動作しますが、NAT が 2 重になるため通信が遅くなったり、ゲームのポート開放がしにくくなるデメリットがあります。
パターン B: HGW をブリッジ(PPPoE パススルー)に変更(推奨)
HGW(ブリッジモード) → 市販ルーター(ルーター ON) → 端末
HGW のルーター機能を無効にして「橋渡し専用」にする方法です。 市販ルーターが直接インターネットに接続する構成になり、二重 NAT の問題がなくなります。
設定方法:
- HGW の管理画面(192.168.1.1 など)にアクセス
- 「接続先設定」「PPPoE 設定」などのメニューを探す
- PPPoE パススルー や ブリッジモードに変更する
ただし ひかり電話を使っている場合は HGW のルーター機能を維持する必要があります。 ひかり電話は HGW 経由でないと動作しません。
パターン C: HGW の WiFi をオフにして有線でルーターを接続
HGW(ルーター ON・WiFi OFF) → 市販ルーター(AP モード) → 端末
HGW のルーター機能はそのまま使い、WiFi だけ市販ルーターに任せる方法です。 市販ルーターを「アクセスポイントモード(AP モード)」に設定して接続します。 ひかり電話と市販 WiFi ルーターを両立させたい場合に使いやすい方法です。
HGW の型番と機能の確認方法
NTT レンタルの HGW は型番で機能が変わります。 代表的な型番:
| 型番 | 特徴 |
|---|---|
| PR-400KI / PR-500KI | ひかり電話対応・WiFi 内蔵 |
| RS-500KI / RS-500MI | ひかり電話対応・WiFi 内蔵・高性能 |
| GV-ONU | ONU のみ(ルーター機能なし) |
型番は機器の前面または底面のラベルで確認できます。 NTT の「フレッツ光メンバーズクラブ」マイページでも確認できます。
よくある質問
Q. HGW はレンタル料がかかる?
A. NTT からレンタルしている場合は月額レンタル料がかかります(機種によって異なりますが数百円程度)。 保守・故障対応が NTT 側でされるメリットがあります。
Q. HGW を自分で購入した市販品に替えられる?
A. ONU 機能は NTT の管理設備のため、ONU 部分を市販品に替えることはできません。 HGW のうち、ルーター機能と WiFi 機能については、市販品を追加・代替で使うことは可能です(上記のパターン参照)。
Q. IPv6(IPoE)は HGW で自動で有効になる?
A. ひかり電話対応の HGW の多くは IPv6 IPoE に対応しており、プロバイダが IPoE に対応していれば設定変更なしで IPoE 接続が有効になる場合があります。 管理画面で「IPv6」「IPoE」の項目を確認してください。
まとめ
- HGW は ONU・ルーター・WiFi・ひかり電話を 1 台に統合した NTT レンタル機器
- 市販ルーターを追加するなら「ブリッジモード」または「AP モード」で二重ルーターを避ける
- ひかり電話を使っている場合は HGW のルーター機能の維持が必要
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